路線 仁淀川町民バス
始発 伊予旭
終点 森
乗車 伊予旭 12:48溌
下車 森 13:10着
松山高知急行線の佐川~落出間が廃止された後も、黒岩観光バスが1日2往復運行していたが、それも廃止され、落出駅から先の連絡が現在難しくなっている。仁淀川町の森から佐川までは、黒岩観光バスの路線バスが健在なので、なんとかこのバスに乗るべく落出から森へ行く方法の調査を実施した。尚、森は厳密には国道33号線沿いでは無く、松山高知急行線の沿線では無い。松山高知急行線の支線だった長者線の途中地点になる。
落出駅から森までは10km以上あり、よっぽどコンディションが良くないと徒歩は難しい。(長大トンネルも有り、コンビニや自販機も無い。)この区間に久万高原町営バス岩川線と仁淀川町民バスが設定され、伊予旭で乗り継げる様に見えるが、実際は僅かな時間差で乗り継ぎができない。そこで、今回は落出駅から伊予旭まではタクシー、伊予旭から森までは仁淀川町民バスを利用することとした。伊予旭から森まで運賃は200円。運転手さんによると伊予旭からお客さんを乗せたのは、この路線の運転手を始めてから私が2人目とのこと。町民バスがいつまで県境を越え、愛媛県である伊予旭まで来るか心配だ。

伊予旭に到着した仁淀川町民バス。白のトヨタハイエースで、商用車の格好であり到着するまで
バスだと気付かなかった。バスは伊予旭でUターンし、森へと引き返す。

バスは、国道33号線を高知方面へ向かって走る。

途中は、洞門やトンネルが連続する。

山深い国道33号線。

バスは大渡ダムの湖畔を走る。極めて快適で、綺麗な景色が連続する。

大渡ダムの湖畔を横切る大渡ダム大橋が見えてきた。

バスは大渡ダム大橋の手前で右折。ここで国道33号線から離れる。すなわち、旧松山高知急行線
からも少しの間、離れることになる。

バスは、吊り橋の大渡ダム大橋を渡る。

山深い道を森へと向かう。渡って来た大渡ダム大橋が遠くに見える。

大渡ダムの湖畔

大渡ダムが見えた。
大渡ダムの下流。絶景だ。
大渡ダムを過ぎると間もなく終点の森に到着。仁淀川町の中心地だ。それにしてもバスとは
気付かない地味なバスだ。車体に小さく仁淀川町と書いてあるのみ。
バス停は村営バスの森となっている。
森にあるコンクリート製のバス待合所。恐らく国鉄バスの時代から使われていると思われる。
待ち合い所の中には、ベンチ、手洗い所、便所(写真の反対側)まである。
待合所内にある時刻表、運賃表。
黒岩観光バス(路線バス)と町民バスがここから利用できる。
森の町並み。古き良き日本の田舎の町そのものの風景だ。
仁淀川に注ぐ長者川。仁淀川に注ぐ川なので、長者川の水はさらにきれいな水だ。
森の集落を歩く。昭和の田舎がそのまま残る。
仁淀川に架かる沈下橋の大森橋。なんと美しい景色だろう。
仁淀川を眺める。
昭和のガソリンスタンドがそのまま健在。
昭和の村風景がそのまま健在。それにしても美しい。
国鉄バス 松山高知急行線を辿る旅 4