伊予鉄道モハ50形は、1951年から1965年にかけてナニワ工機(現アルナ車両)と帝國車輛工業で製造された。モハ2100形やモハ5000形の増備により代替廃車が進行している。自社発注車は、製造年によって3つのタイプに分けることができる。他社から譲り受け、本形式に編入した車両もあったが、現在では他社譲受車は全廃された。ワンマン化は、アルナ工機と自社古町工場で1970年から1972年にかけて行われた。また、冷房化改造は自社古町工場で1981年から1984年にかけて行われた。

自社発注車 前期形 51-61
すべてナニワ工機の製造で半鋼製車体で深い屋根の重厚な外観を持ち古い工法で製造されている。ナニワ工機で製造されていた京都市電800形866-880号の車体を伊予鉄仕様に設計変更して51-55が造られ、56以降は同じくナニワ工機で造られていた広島電鉄500形電車と同じ前中扉仕様で造られた。製造当初は直接制御方式(KR-8)だったが、1979年に京都市電から廃車となった2600形の制御器を購入し、間接非自動制御に改造された。また電動機も50kWのものに取り替えられた。

自社発注車 後期形 62ー78
62 - 69はナニワ工機(現・アルナ車両)で、70 - 78は帝國車輛で製造された。前面窓が鉄道線用の600系と同じデザインに変更され、屋根の浅い軽快なスタイルで、軽量構造を採用している。製造当初からすべて間接非自動制御方式で、Zパンタ、50kW電動機を装備した。






市内電車最古参のモハ50形式51号 なんと昭和26年製である。 JR松山駅前電停にて



モハ50形式52号 こちらも昭和26年製である。 大手町電停にて



モハ50形式66号 松山市駅にて



モハ50形式66号 道後温泉駅にて



モハ50形式66号 JR松山駅前電停にて



モハ50形式70号 伊予鉄市内電車の代表的車両であったが数を減らしている。JR松山駅前電停にて



モハ50形式70号 JR松山駅前電停にて



モハ50形式71号 JR松山駅前電停にて



モハ50形式74号 市役所前電停付近にて



モハ50形式75号 松山市駅にて



モハ50形式75号 松山市駅付近にて



モハ50形式75号 大街道付近にて



モハ50形式76号 大手町電停付近にて



モハ50形式76号 大手町電停付近にて



モハ50形式77号 JR松山駅前電停にて



モハ50形式77号 JR松山駅前電停にて



モハ50形式77号 松山市駅にて



モハ50形式78号 古町駅にて



モハ50形式78号 県庁前電停にて















モハ50
<市内線>