系統番号 88
路線   丹生谷線
始発   阿南医療センター前
終点   川口営業所

徳島バスの丹生谷線は、阿南市の阿南医療センターからJR阿南駅、橘営業所、桑野上、那珂を経由し、川口営業所までの路線である。JR阿南駅を出ると旧国道55号線である県道130号線を南進し、橘営業所に到着。橘からは国道195号線を那珂方面へと入る。山間部を走り、那珂川に沿って走り始めると間もなく終点の川口営業所となる。国道195号線は、全線2車線道路で快適なバス旅が味わえる。始発から終点までの所要時間は約1時間15分である。全線に亘り過疎路線であり、平日は通学、病院へ通うお年寄りの利用があると思われるが、休日の便は乗客はほとんどいない。一日10往復の便が設定されている。
さて、終点の徳島バス川口営業所がとても良い味を出している。The昭和のバス営業所で昭和30年代へタイムスリップ可能である。子供の頃見た風景が突然蘇る。是非長く残して欲しいローカル営業所である。
尚、川口営業所からは、さらに徳島バス南部の路線が山奥に伸びており、かつて山村まで伸びていた路線バス網がまだここには残存している。




阿南駅から徳島バスの丹生谷線に乗車。



那珂川に並走。風光明美な沿線風景。



四国の典型的なローカルバス路線風景だ。



終点の川口営業所へ到着。



徳島バスの川口営業所。渋すぎる!歴史を感じる営業所建屋。
すぐ近くの川口ダムの竣工に合わせて開業したと思われ、昭和35年頃の建造と思われる。



徳島バス南部も同じ建物内に同居。



営業所内部。かつての有人駅や営業所の風景がそのまま残る。超貴重。



やかんが乗った丸ストーブが泣かせる。



営業所の裏。



トイレでは無く、便所が営業所建物の外にある。
営業所の方にトイレの場所を聞くと「古くて申し訳ありません」と何度も言いながら
この便所に案内してくれた。四国のバス会社の方々は、本当にどこの会社の方も親切だ。



営業所内のバス留置状況。
写真手前の日野レインボーが徳島バス、奥のマイクロバスが、徳島バス南部のバスである。



整備用車庫も健在。



川口営業所全景。写真手前には貸切バスも。





















徳島バス 終点の旅