梅津寺公園は、愛媛県松山市梅津寺町にある伊予鉄グループが所有する公園で、梅や桜のある庭園となっており、坊っちゃん列車(伊予鉄道1号機関車。鉄道記念物)が展示されています。
かつて、梅津寺公園に併設する形で、梅津寺パークという遊園地が線路を挟み海岸側に存在しました。梅津寺パークは、1935年11月4日に開園した遊園地で、当初は「梅津寺遊園地」と言う名称でしたが、1963年4月1日に「梅津寺パーク」と言う名称でリニューアルオープンして海水浴場、野外ステージ、各種アトラクションがある遊園地となっていました。かつてはジェットコースター、観覧車等もありましたが、閉園となる以前に撤去されました。
伊予鉄道1号機関車と客車。私が子供の頃からこの地で展示が続けられている。
こちらはレプリカでは無く正真正銘唯一の坊っちゃん列車である。
かつては鉄格子の中での展示で、写真に撮ることができなかったが、今はこのように
オープン展示である。本当にうれしい。尚、夜間は扉が閉められると思う。
明治時代の機関車とは思えない程、とても綺麗に整備されている。
2軸客車。こちらは貨車を改造して開業時の2軸客車を復元したもの
1967年に本機関車は国鉄から鉄道記念物に指定されている。
本機は元々、道後公園に保存されていたが、保存直後から心ない者に部品を次々と
毟り取られて荒廃するという事態に陥った。このため、1965年(昭和40年)に伊予
鉄道は愛媛大学から3号機の返還を受け、これの部品を使って1号機の大修理・復元を
実施し、以後は伊予鉄道直営の梅津寺パークで保存されている。文化財を大切に。
1号機関車 主要目
型式 : Bウェルタンク式
全長 : 4,760mm(1・2)・4,890mm(3・4)
全高 : 2,810mm
全幅 : 1,650mm
軌間 : 762mm → 1,067mm
動輪径 : 685mm
軸配置 : 0-4-0 (B)
弁装置 : 外側スティーブンソン式
シリンダー(直径×行程) : 180mm×300mm
ボイラー圧力 : 12.4atm
火格子面積 0.38m2
全伝熱面積 : 15.1m2
運転整備重量 : 7.80t
最大軸重 : 3.9t
機関車性能 動輪周馬力 : 40PS(公称)
燃料種類 : 石炭
梅津寺公園と梅津寺パークを結んでいた高浜線を潜る地下道。梅津寺パークの閉鎖に
伴いこの地下道も閉鎖。
左に見えるのは高浜線の単線線路。かつては、ここにもう1本線路が有り、
ディーゼル機関車DB-1と客車が静態保存、展示されていた。しかし。荒廃
が進み解体されてしまった。
入場料
100円
開館時間
9:00〜17:00 毎週木曜休園
アクセス
伊予鉄道 高浜線 梅津寺駅隣接
梅津寺公園