海上交通量が多く、難所を抱える瀬戸内海や太平洋高知県沖を持つ四国では、海上保安業務は極めて重要な業務であり、以下の海上保安組織と共に現場で活躍する船艇が配備されています。簡単に紹介します。


第五管区海上保安本部

第五管区海上保安本部は、近畿地方から四国地方の太平洋沿岸、ならびに近畿地方のうち兵庫県(日本海沿岸の北部を除く)・大阪府・和歌山県、四国地方のうち徳島県と高知県を管轄範囲とします。なお、近畿地方には内陸県の滋賀県・奈良県も含まれます。略称は五管で、本部は兵庫県神戸市中央区波止場町にあり、下部組織として1つの海上保安監部、6つの海上保安部、9つの海上保安署・分室、海上保安航空基地・特殊警備基地・海上交通センターをそれぞれ1か所を有します。


四国に配備されている船艇は下記の通りです。


徳島海上保安部(徳島県小松島市)

   
   巡視船よしの(PM-27)

   巡視艇びざん(PS-15)
   巡視艇うずかぜ(CL-180)

・美波分室(徳島県海部郡美波町)
   巡視艇あしび(CL-126)

高知海上保安部(高知県高知市)
   巡視船とさ(PL-08)
   巡視艇さんれい(PS-18)
   巡視艇とさみずき(CL-98)

・宿毛海上保安署(高知県宿毛市)

   
   巡視艇あらせ(PS-09)

・土佐清水海上保安署(高知県土佐清水市)

   
   巡視艇とさつばき(CL-117)




第六管区海上保安本部

第六管区海上保安本部は、主に中国地方ならびに四国地方の瀬戸内海、ならびに岡山県、広島県、山口県(一部を除く)、香川県、愛媛県を管轄範囲とする、海上保安庁の管区海上保安本部の一つです。
略称は六管で、本部は広島県広島市南区宇品海岸にあり、下部組織として10の海上保安部、10の海上保安署・分室、航空基地1か所、海上交通センター2か所を有します。


四国に配備されている船艇は下記の通りです。

高松海上保安部(香川県高松市)

   
   巡視船いぶき(PM-97)   350トン型


   
   巡視艇くりなみ(PC-15)  35メートル型


   
   巡視艇ことなみ(PC-31)  23メートル型


   
   巡視艇ひなぎく(CL-70)  20メートル型


   
   灯台見回り船(LS-201)   15メートル型

・坂出海上保安署(香川県坂出市)
   巡視艇あやなみ(PC-20)  35メートル型
   巡視艇みねぐも(PC-38)  23メートル型
   巡視艇ことかぜ(CL-04)  20メートル型

・小豆島海上保安署(香川県小豆郡小豆島町)

   
   巡視艇きよづき(PC-19)  35メートル型

松山海上保安部(愛媛県松山市)
   巡視船いよ(PM-54)    500トン型
   巡視艇おきなみ(PC-43)  23メートル型
   巡視艇いよざくら(CL-162) 20メートル型

今治海上保安部(愛媛県今治市)

   
   巡視艇せとぎり(PC-12)  35メートル型


   
   巡視艇いよなみ(PC-14)  35メートル型


   
   巡視艇いまかぜ(CL-115)  20メートル型

・新居浜海上保安署(愛媛県新居浜市)
   巡視艇はまぎく(CL-85) 20メートル型

・三島川之江分室(愛媛県四国中央市)

宇和島海上保安部(愛媛県宇和島市)
   巡視船たかつき(PS-108)  特130トン型
   巡視艇おいつかぜ(CL-94)  20メートル型

































































四国の海の守護神 海上保安庁の船艇