若桜鉄道株式会社は、鳥取県で旧国鉄特定地方交通線の若桜線を引き継いで運営している鳥取県などが出資する第三セクター方式の鉄道事業者です。若桜鉄道には、2形式4両の気動車が在籍していますが、SL観光列車の運転に備え、C12形蒸気機関車、DD16形ディーゼル機関車、12系客車も在籍(ただし、営業車としての車籍は無)しています。12系客車は、JR四国で主に快速列車「ムーンライト高知」、「ムーンライト松山」で使用されていた車両ですが、これらの列車の運転終了に伴いJR四国から若桜鉄道に譲渡されたものです。客車譲受後にC12蒸気機関車+12系客車+DD16ディーゼル機関車による観光列車が社会実験として運行されましたが、その後は運転されておらず、12系客車は留置されたままです。尚、現在C12蒸気機関車とDD16ディーゼル機関車は体験運転に供されています。
今回、若桜鉄道若桜駅で留置が継続している元JR四国の12系客車の様子をお伝えします。
若桜鉄道の終着駅である若桜駅
昭和の木造駅舎がそのまま残り、レトロでとても美しい。
若桜鉄道の気動車「八頭」号が若桜駅に到着。
若桜駅の最奥部に12系客車は留置されている。
久々に対面する元JR四国12系客車
元JR四国12系客車3両 長期留置による車体の傷みが見える。
スロフ12 6
スロフ12 3 リクライニング車
オロ12 9 カーペット車
スロフ12 6 リクライニング車
タブレット授受器も発見!
元JR四国12系客車3両
車体の傷みが進行している。
元JR四国12系客車3両
元JR四国12系客車3両
体験運転に使用されるC12 167
体験運転に使用されるDD16 7
体験運転に使用されるDD16 7
営業列車で使用されるレトロ塗装・内装を施した気動車
駅やホームもレトロ感満点の若桜駅
番外編 若桜鉄道にある元JR四国12系客車