住友金属鉱山 下部鉄道
住友金属鉱山下部鉄道は、かつて1977年(昭和52年)まで愛媛県新居浜市において鉱石輸送や旅客輸送を行っていた住友金属鉱山運営の鉱山鉄道(一時期地方鉄道)の通称です。「別子鉱山鉄道」や「別子鉄道」とも呼ばれました。
愛媛県内では伊予鉄道に続く2番目の鉄道として上部鉄道に先駆けること9か月、当時住友財閥の初代総理人であり、別子銅山の総支配人でもあった広瀬宰平により、専用鉄道として1893年(明治26年)3月15日に開業しました。主に別子銅山から採掘された銅鉱石を製錬所や港湾へと輸送する役割を担いましたが、1973年(昭和48年)の別子銅山閉山を見届けた後、1977年(昭和52年)1月31日限りで廃止されました。
路線データ
路線距離 :総延長14.5 km
端出場本線 :新居浜港 - 星越 - 端出場 10.3km
専用鉄道区間 :端出場 - 打除 0.4km
惣開支線 :星越 - 惣開 1.6km
国鉄連絡線 :星越 - 国鉄新居浜駅 2.6km
軌間 :762mm
複線区間 :星越 - 多喜ノ宮信号所
電化区間(直流600V) :星越 - 端出場、星越 - 惣開
路線略図
新居浜港ー昭和橋ーー ーーー国鉄新居浜駅
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惣開ーー原地ーーー星越ーーー多喜ノ宮ーーー土橋ーー山根ーー坂ノ元ーー黒石ーー端出場ーー打除

星越トンネル入口

星越トンネル入口ー星越駅跡

星越トンネル入口ー星越駅跡

新居浜選鉱場跡(星越)

新居浜選鉱場跡(星越)

星越駅跡

星越駅跡

星越駅跡ー多喜ノ宮信号所跡

星越駅跡ー多喜ノ宮信号所跡

星越駅跡ー多喜ノ宮信号所跡
アクセス:JR四国新居浜駅からレンタサイクル