JR東日本 田端統括センターにおいて、DE10形ディーゼル機関車の運転体験会が開催されました。鉄道車両の運転は子供の頃からの夢。早速、参加しましたので、報告します。
開催日 2024年6月
参加費用 80,000円(税込)
各回募集人員 1名
時間 9:50 10:50 13:40 14:40 1日4回実施
場所 JR東日本 田端統括センター
1960年代から日本全国で主にローカル線の旅客列車から貨物列車まで牽引していたDE10形ディーゼル機関車を実際に自分の手で運転操縦することができました。JR東日本尾久駅構内で、DE10形ディーゼル機関車の運転席に着座し、運転操縦が行えました。機関車乗車時間約50分のうち、現役運転士さんからのレクチャーを受けながら約40分程度、自分自身の手で運転できました。運転可能な距離は片道約280m、速度は20km/hまでで、時間内でその区間内を往復できました。(概ね5往復程度)速度域は低速段が選択されており、ブレーキは単弁の利用でした。DE10形のブレーキは、ブレーキシリンダ圧が高く、無段階のセルフラップ方式で独特ですが、入換に使用されることが多いだけあって扱い易いブレーキでした。
DE10形ディーゼル機関車は、試作型の1、2号機が松山気動車区に配置された四国に馴染み深い機関車です。残念ながら四国では最後まで残っていたDE10形機関車が2023年に登録抹消となり、ついに活躍の場が無くなりました。JR他社においても今後急速に活躍の場が狭まることも考えられます。体験料金は高額でしたが、貴重な機会だと捉え参加してみました。
運転体験に使用された車両は、JR東日本ぐんま車両センター配置のDE10 1603号機
運転体験終了後には写真撮影タイムを設けて下さり、晴天下で綺麗なDE10が撮影できた。
DE10 1603は、昭和48年5月31日 国鉄北海道総局 鷲別機関区新製配置の機関車。
民営化前の昭和61年10月8日に東京北鉄道管理局 宇都宮運転所配置となっている。
DE10の運転台。炎天下でとにかく暑かった。
左のレバーがマスコン、右の上方レバーが単弁ブレーキ
車体中央にあるエンジン制御盤