最後の清流といわれる四万十川の流れとともに走るのが、予土線のトロッコ列車「しまんトロッコ」号です。国鉄時代の1984(昭和59)年7月、無蓋貨車のトラ45000形に簡単な屋根と椅子を設置した元祖トロッコ列車で、当時は「清流しまんと」号として運転されていました。登場から29年目を迎えた2013(平成25)年10月に大幅なリニューアルが実施され、四万十川の風景に映える山吹色の車体が特徴の列車となりました。この時、列車名も現在の「しまんトロッコ」号となりました。トロッコ乗車区間では、トロッコ車両ならではの爽快な風を感じながら四万十川や広見川の風景を直に眺めることができます。
 さて、私は「清流しまんと」号はかつて2回ほど乗車した事がありますが、「しまんトロッコ」号は今更ですが、初めての乗車です。四万十川の自然を全力で味わえる「しまんトロッコ」号の乗車についてレポートします。






今回乗車するのは、しまんトロッコ2号で宇和島溌窪川行きである。出発前の9:00~10:00
には宇和島駅でグッズ販売を行っており(土・日曜のみ)、もちろん購入!



3番線で出発を待つ「しまんトロッコ2号」キハ54形気動車がトラ45000形無蓋貨車
を改造したトロッコ車両を牽引!



宇和島駅で出発を待つ「しまんトロッコ2号」 キハ54形気動車+トラ45000形無蓋貨車



2軸車独特の乗り心地が楽しめる。今、2軸車両に乗車できる機会は日本ではほとんど無い。



宇和島駅を出ると、次の駅である北宇和島駅までは予讃線を走行する。



北宇和島駅からは、予土線へ入る。特に北宇和島-務田間は、
急こう配、急カーブだらけの険しい道のり。予土線は、
未だにキハ32を除き2エンジン車しか入線不可能である。



草が生い茂り、カーブが続き、まるで森林鉄道の雰囲気。
スピードも出ない。



務田駅を出ると里山風景で落ち着く。



江川崎駅に到着。ここから先は、昭和40年代以降に開通した線形の良い公団線で、
スピードアップが可能であるが、我が列車はトロッコ列車であり、引き続きのんびり走る。
この駅からトロッコ車両に乗車可能となる。



いよいよ江川崎駅からトロッコ車両に乗り移り。



トロッコ車両から江川崎駅構内を見る。



江川崎駅を出るとすぐに川を渡る。



美しい四万十川に寄り添いトロッコ列車は走る。



予土線の難読駅で人気の駅「半家」に到着。ハゲと読む。



四万十川を鉄橋で渡る。



皆さん美しい四万十川に釘付け



トンネル内も幻想的。そして、トンネル内は天然のクーラーで涼しい!



何度も鉄橋で四万十川を渡る。



四万十川と共に暮らす村の営みも美しい。



再び四万十川と並走。予土線は四国で最も美しい沿線風景が味わえる路線だ。







皆さんずっと四万十川を堪能中。



四万十川が蛇行しているところを予土線がトンネルと鉄橋で貫く。従って、何度も鉄橋を
渡り、美しい四万十川を存分に堪能できる。











土佐大正駅に到着。対向列車は人気の鉄道ホビートレイン!



2ショット撮影もぎりぎり可能!



そして、終点の窪川駅3番線に到着。



気動車プラス貨車という他には類をみない列車。
がそれ故に、折り返しには機回しが必要。



という訳で、到着後に気動車は切り離され、2番線を使い機回し中。



そして宇和島方に連結



機回しが必要で大変ではあるが、その分「しまんトロッコ1号」では希少な貨車の
トロッコに乗車ができる。






































































四万十の風を感じよう!「しまんトロッコ」号に乗車(8814D)