JR四国は、民営化後すぐに高速道路対抗の切り札として、世界初の振子式気動車を開発しました。それが2000系です。2000系の成功を受けて、その後JR各社や智頭急行などに同じを技術を利用した振子式気動車が登場したのは皆さんご存じの通りです。2021年3月のダイヤ改正で、振子式気動車のパイオニア2000系が2700系への置き換えにより、特急「南風」「しまんと」から撤退する事になりました。そこで、四国の誇り2000系の最後の活躍を堪能しようと思い、この度乗車しました。2000系には今まで何度も乗車していますが、グリーン車に乗車した経験が無かったので、今回は初めてグリーン車へ乗車してみました。2021年3月のダイヤ改正以降も特急「あしずり」「宇和海」で2000系の活躍は続きますが、グリーン車の設定が無いため、グリーン席が設定されている非貫通形先頭車2000形は、ダイヤ改正で全車廃車になると予想されます。






宇多津駅に到着した南風5号。ここから高知駅まで乗り通す。



2000形グリーン車へ初めての乗車!2000系が登場した頃は、筆者はまだ学生で、
特急に乗るだけでも贅沢だった。



見慣れたLED標示の愛称表示。



国鉄時代の車両は、運転席が見えない閉鎖型車両が多かったが、民営化後はその
反動の如くパノラマ形運転室が流行した。2000系もその流れを汲む。



初めて2000系の運転席かぶりつき席を堪能した時、2000系の走行性能に驚愕した
のを覚えている。鋭い加速と減速、振り子によりカーブでも減速は最低限で突っ込む!
まさにレーシングドライバーによる運転のようだった。



2000形最前列は、いわゆる運転席かぶりつき席。2000系の走行性能が楽しめる最上席!



高知駅到着後に撮影したグリーン室。2000形はグリーン席指定と普通席指定の
合造車である。



高知駅に到着した南風5号。この後、折り返し南風16号として列車は再び岡山へ向かう。






















引退間近! 2000系 特急南風5号に乗る!(35D)