気動車王国と呼ばれた四国で、長きにわたってエースに君臨したキハ181系。そのキハ181系も1993年の予讃線松山電化による8000系特急電車の投入により引退しました。ここでは、引退直前のキハ181系の最後の活躍を紹介致します。




特急「いしづち」 予讃線 大浦ー伊予北条

今治ー松山間の部分電化開業後、架線下で最後の活躍をするキハ181系。高松方は、
キハ181のダブルヘッダーである。




特急「いしづち」 予讃線 高松

高松駅で出発を待つキハ181系「いしづち」。今では、サンポートの開業により、
この高松駅も思い出となった。先頭のキハ181 100番台は中間車キハ180からの
運転台取付改造車である。




特急「しおかぜ」 予讃線 伊予北条

瀬戸大橋線の騒音問題等から土讃線の岡山特急「南風」からは、比較的早く撤退した
キハ181系だったが、予讃線の岡山特急である「しおかぜ」運用は、引退するまで残
っていた。ちなみに、瀬戸大橋線の営業列車による最初の試運転列車はキハ181系が
務めた。




特急「しおかぜ」 予讃線 松山

白煙を猛然と吹き上げダッシュするキハ181系「しおかぜ」。もっとも四国のキハ181系
らしい姿である。四国のキハ181系は、キハ185系と肩と並べる最高速度110km/h運転を
行っていた。JR西日本のキハ181系とは迫力が違う。尚、この写真は、先頭車が3両連なっ
たトリプルヘッダー列車である。さすがにトリプルヘッダーは珍しい。




特急「いしづち」 予讃線 海岸寺ー詫間

この写真撮影の僅か数日後にキハ181系は、四国定期特急から引退した。
定期特急引退後は、東四国国体の輸送力臨時列車として、高徳線で最後の活躍の後、
四国より完全に撤退した。





















四国特急キハ181系引退前夜