興居島
旅先の寅さんは、伊予の国大洲で、わけありの若い女性・鞠子(真野響子)に親切にする。その後、大洲の城跡で浮世離れした老人と知り合うが、その老人こそ、世が世なら伊予の殿様・藤堂久宗(嵐寛壽郎)であった。饗応を受けた寅さんは、殿様の「次男の未亡人に一目会いたい」という願いを安請け合い。しばらくして殿様は、とらやに「寅次郎君はおりますか」とやってくる…
興居島は、寅さんが愛媛県の大洲市へ行く途中、島の神社で長靴を啖呵売するシーンで登場する。

出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎と殿様 第19作」1977年 興居島

2025年5月現在 興居島
興居島 泊港のシーンです。フェリー桟橋が新しくなっています。もちろん、フェリーも新しく
なっていて、短距離の離島フェリーの標準形である双頭形フェリーとなっています。

出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎と殿様 第19作」1977年 興居島

2025年5月現在 興居島
興居島の厳島神社から四国本島の高浜方面を撮影したシーンです。映画のシーンでは大漁旗を
掲げた漁船が写っています。

出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎と殿様 第19作」1977年 興居島

2025年5月現在 興居島
このカットも興居島の厳島神社から四国本島の高浜方面を撮影したシーンです。
お祭りのシーンが子供の頃を思い出す「なつかしさ」を感じさせます。

出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎と殿様 第19作」1977年 興居島

2025年5月現在 興居島
興居島の厳島神社のお祭りの様子です。基本的に当時とほとんど変わっていない様子です。

出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎と殿様 第19作」1977年 興居島

2025年5月現在 興居島
神社内の本場所の特定に少々手こずりましたが、左の木と右の灯篭からこの場所で間違いない
と思います。

出典:松竹 「男はつらいよ 寅次郎と殿様 第19作」1977年 興居島

2025年5月現在 興居島
写真に写る大きなみかんの選果場は、農協の事務所に立て替わりました。背景に写る厳島神社
の場所から撮影場所はここで間違いありません。

男はつらいよ 寅次郎と殿様 第19作