快速「ラ・マルことひら」 213系7000番台 琴平


 観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」は、2016年に開催された「晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン」および「瀬戸内国際芸術祭2016」に合わせて導入さました。デザイン監修は瀬戸内国際芸術祭総合ディレクターの北川フラム氏が務めていて、旅行鞄をイメージした外装や、ネームタグがモチーフのロゴマークなど、随所に「旅」をテーマとした意匠があしらわれています。上松美香さんのアルパの演奏によるオリジナルの車内BGMも制作され、車内で放送されます。
 運行開始当初は岡山駅 - 宇野駅間の「ラ・マル せとうち」のみが運行されていましたが、その後岡山県外の広島県や香川県まで乗り入れる列車も登場し、2021年現在は4系統が運行されています。四国乗り入れ列車は「ラ・マルことひら」で主に祝日のみの運転となってます。


使用車両について

 観光列車「ラ・マル・ド・ボァ」は、岡山電車区所属の213系電車LA1編成が使用されている。種車はC04編成からサハ213-4を抜いたクハ212-4とクモハ213-4の2両で、観光列車化に伴いクロ212-7004、クモロ213-7004と改番された。編成定員は全席グリーン指定席で52名となった。座席は2人掛け回転リクライニングシートと窓向きのカウンター席で構成されており、1号車と2号車で左右が逆になっている。2号車には車内販売カウンターがあり、飲食物やグッズを販売している。各車両の運転台後方には4台分のサイクルスペースが設けられており、「せとうち」もしくは「しまなみ」(上りのみ)で利用できる。利用の場合、本列車のグリーン券を所持する旅客が「ラ・マルサイクル」という利用券(無料)を駅窓口で購入する必要がある。車内ではフリーWi-Fiが提供されている。



快速「ラ・マルことひら」 213系7000番台 琴平



特急「南風」と並ぶ快速「ラ・マルことひら」 213系7000番台 琴平




213系 主要諸元


形式 213系
運用者 国鉄・JR西日本
製造所 日車・日立・近車・川重・東急
製造年 1987-1988年
編成数  2・3両
電気方式 DC1500V
最高運転速度 110 km/h
設計最高速度 120 km/h
全長 20,000 mm
全幅 2,966 mm
全高 4,090 mm
車体 ステンレス鋼
台車  円錐積層ゴム式ボルスタレス台車DT50B
TR235B
主電動機 直巻整流子電動機
MT64形
主電動機出力 主電動機出力 120kW
駆動方式 中空軸平行カルダン駆動方式
制御方式 抵抗制御・直並列組合せ
界磁添加励磁制御
制動装置  電気指令式ブレーキ
(回生ブレーキ
抑速ブレーキ付き)
直通予備ブレーキ
保安装置 ATS-SW
列車防護無線
















213系7000番台 ラ・マル・ド・ボァ