醤油めし(松山駅)
 1955(昭和30)年に「五目めし」として登場し、1958(昭和33)年に現在の「醤油めし」になりました。長方形の発泡材の容器の中身は、醤油飯の混ぜ御飯の上に鶏・椎茸・レンコン・フキなどの具が載っています。
 醤油めしとは、伊予地方で昔から親しまれる郷土料理で、こいくちしょうゆを使った炊込飯です。とても素朴な味で、醤油はほのかに香るだけで、甘みを感じます。ボール紙製のふたには、伊予の方言が並んでいます。価格は2019年時点で780円。

 調製元の鈴木弁当店が2018(平成30)年4月に事業を停止したことで、この「醤油めし」は一度失われましたが、岡山駅弁の三好野本店が引き継ぎ、8月から松山駅と高松駅で復刻販売が実現しています。うれしい限りです。尚、松山駅への駅弁当入荷は午前9:30過ぎの1度だけです。





実にシンプルであるが実に上手い。うまい駅弁の鉄則。



価格:780円
売場:JR四国松山駅 Kiosk松山銘品館、JR四国 高松駅 みどりの窓口前
調製元:三好野本店(岡山駅弁)
営業時間:7:30~20:00  年中無休





真鯛ブリ穴子の弁当(松山駅)
 真鯛ブリ穴子の弁当は、海のご馳走を詰め込んだ魚三昧のお弁当です。中身は、鯛めし(国産真鯛のほぐし身といくらの醬油漬けをトッピング)、白飯に愛媛県産みかんブリの西京焼き乗せ、そして味付けご飯に地元で親しまれている焼き穴子乗せとなります。まさにお魚づくしのよくばり弁当です。
 尚、このお弁当は、元々岡山駅の駅弁で、松山駅は併売となっています。








価格:1,100円
売場:JR四国松山駅 Kiosk松山銘品館
調製元:三好野本店(岡山駅弁)
営業時間:7:30~20:00  年中無休