阿佐東線
 阿佐海岸鉄道阿佐東線は、徳島県海部郡海陽町の海部駅から高知県安芸郡東洋町の甲浦駅に至る阿佐海岸鉄道の路線である。JR四国牟岐線とともに「阿波室戸シーサイドライン」の愛称がつけられている。徳島県海部郡牟岐町の牟岐駅から高知県南国市の後免駅までを結ぶべく計画された日本鉄道建設公団建設線の阿佐線(あさせん)の徳島県側の区間(阿佐東線)のうち、海部駅 - 甲浦駅間の建設を引き継ぎ、完成させて開業した路線である。

路線データ
管轄(事業種別):阿佐海岸鉄道(第一種鉄道事業者)
路線距離(営業キロ):8.6 km
駅数:3駅(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:なし(全線非電化)
閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)CTC
司令所 :宍喰駅CTC制御所


沿線風景
 JR四国牟岐線との接続駅海部駅を出ると、トンネルや高架線・盛土区間を走り宍喰駅へ向かう。途中左手には風光明美な太平洋が所々で望める。そして、開けた所に出ると宍喰駅である。宍喰駅を出るとすぐ右手に車庫を見てその後トンネルに入る。トンネルを抜けると高架式の行き止まり駅である甲浦駅である。


運行形態
 普通列車が1時間あたり1本程度運行されている。海部駅 - 甲浦駅間運転の列車のほか、宍喰駅にある車庫への運用の都合で、宍喰駅 - 甲浦駅間および宍喰駅 - 海部駅間の区間運転列車もある。ワンマン運転を行っている。 2019年3月15日までは朝の2往復がJR四国牟岐線の牟岐駅まで相互直通運転を行っていた。車両はJR四国のキハ40系と阿佐海岸鉄道の車両が1往復ずつ使用されていた。しかしながら、2019年3月16日のダイヤ改正により全ての列車が海部駅で乗り換えとなり、相互直通運転が廃止された。

DMVの運行予定
 2021年春から阿波海南駅 - 甲浦駅間で全国初のデュアル・モード・ビークル(DMV)の運行を開始予定である。DMVの運行に伴いJR四国牟岐線阿波海南駅 - 海部駅間が阿佐海外鉄道に移管された。尚、DMVの営業開始準備に伴うバス代行のため、阿佐海岸鉄道の気動車は全車2020年11月30日をもって引退する。






普通 ASA-100形 阿佐東線 海部ー宍喰



普通 ASA-100形 阿佐東線 海部ー宍喰



普通 ASA-100形 阿佐東線 宍喰



普通 ASA-100形 阿佐東線 宍喰ー甲浦



普通 ASA-100形 阿佐東線 宍喰ー甲浦



普通 ASA-100形 阿佐東線 宍喰ー甲浦