南海四国ライン
南海四国ライン:南海電鉄+南海フェリーによる関西から徳島へのアクセス
1998年4月の神戸淡路鳴門自動車道開通により、関西以東の本州側における本四連絡の主要ルートが和歌山市経由の海路から神戸市経由の陸路へ移行したが、南海電鉄と南海フェリーによる大阪市の難波
- 和歌山港 - 小松島港(1999年4月以降は徳島港)間の「南海四国ライン」は、長年にわたり本四連絡の主要ルートの一つだった。現在は、かつてほど活況ではなくなったものの、和歌山港駅と南海フェリー和歌山港のりばを直結する連絡通路も健在で、南海フェリーとの接続を考慮したダイヤによる南海和歌山港線の連絡運輸は現在も実施されている。ここでは、南海四国ラインを構成する南海電鉄について紹介する。
南海四国ラインを構成する南海電鉄の路線は、南海本線(難波ー和歌山市)と和歌山港線(和歌山市ー和歌山港)で、難波と和歌山港を繋ぎ、大阪方面から徳島への連絡線の役目を果たしている。
和歌山港線では、南海本線直通の特急「サザン」並びに急行及び線内運転の普通列車が運転されている。和歌山港線は、2012年4月1日のダイヤ改正で、すべて南海四国ラインとの接続に特化したダイヤになるとともに、特急「サザン」と急行の一部が線内運転の普通列車に置き換えられた。なお、普通列車に使用される電車は加太線と共通運用されている。
南海電鉄 南海本線
南海四国ラインを構成する南海電鉄南海本線および和歌山港線の電車について紹介する。
12000系電車「サザン・プレミアム」
2011年(平成23年)、特急「サザン」座席指定車の次世代車両として、また10000系の後継として、4両編成×2本の計8両が製造された。愛称は「サザン・プレミアム」。同年9月1日より営業運転を開始した。
特急「サザン」 12000系+8300系 南海本線
特急「サザン」 12000系+8300系 南海本線
特急「サザン」 12000系+8300系 南海本線
特急「サザン」 12000系+8300系 南海本線
10000系電車「サザン」
南海本線・和歌山港線で運行されていた特急「四国号」の後継となる、特急「サザン」の運行開始に合わせて、専用車として製造された。1985年(昭和60年)から1989年(平成元年)にかけて2両編成×10本が製造されたが、その後中間車8両の増備と先頭車6両の中間車化改造が実施され、1992年(平成4年)に4両編成×7本へと組み替えられた。
特急「サザン」 10000系+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系(復刻塗装車)+7100系(復刻塗装車) 南海本線
特急「サザン」 10000系(復刻塗装車)+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系(復刻塗装車)+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系(復刻塗装車)+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系(復刻塗装車)+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系(復刻塗装車)+7100系 南海本線
特急「サザン」 10000系(復刻塗装車)+7100系 南海本線
9000系電車
南海本線向けとして、初めてオールステンレス車体を採用した20 m級4扉の一般車両である。
長年にわたる優等列車への充当のため車体が老朽化していた1000系(初代)の置き換えを名目に、1985年(昭和60年)から1988年(昭和63年)にかけて計32両が東急車輛製造で製造された。基本設計は高野線用8200系(現:6200系50番台)をベースとしている。
空港急行 9000系 南海本線
空港急行 9000系 南海本線
8300系電車
老朽化が進む7000系・7100系の置き換え、ならびにインバウンド需要の増加に対応した情報案内サービスの充実を目的に、2015年(平成27年)より南海本線・空港線・和歌山港線で営業運転を開始した。また2019年(令和元年)からは、同じく老朽化していた6000系を置き換えるため、高野線への導入も開始された。
空港急行 8300系 南海本線
空港急行 8300系 南海本線
8000系電車
老朽化が進んでいた南海本線の7000系を置き換える目的で、2007年(平成19年)より製造が開始された。機器類や客室設備の仕様は1000系をベースにしているが、車体を中心に他社採用の標準品・標準工法を適用することで、バリアフリー推進とコスト低減を同時に目指した設計となった。設計コンセプトは「すべてのお客さまに快適な車両」、登場時のキャッチコピーは「やさしいがうれしい」である。4両編成×13本の計52両が、7年にわたって製造された。2015年(平成27年)度以降の車両増備は、次世代の8300系に移行している。
空港急行 8000系 南海本線
空港急行 8000系 南海本線
空港急行 8000系 南海本線
7100系電車
7100系は7000系に対して乗降時分短縮のため客用ドアを両開きに変更し、客室側窓の開閉方法も操作性向上の観点から一段下降式に変更されており、その他台車など、細部の変更を行っている。1969年(昭和44年)から1973年(昭和48年)にかけて近畿車輛・東急車輛製造で152両が製造された。この両数は2009年(平成21年)まで南海の車両史上最も多かった。2015年(平成27年)10月に7000系が引退したことにより片開きがなくなり本線を走る通勤車両は本系列を含めすべて両開きとなった。7100系は2015年の7000系引退後も南海本線・空港線・和歌山港線・加太線・多奈川線で現在も使用されており、引退前の7000系と同じく特急「サザン」の自由席車両として運行されることもある。高野線に導入された6100系(現:6300系)は本系列のステンレス車体バージョンである。
特急「サザン」 7100系(復刻塗装車)+10000系(復刻塗装車) 南海本線 岬公園
1000系電車
南海線の一般車両である9000系の後継として、1992年(平成4年)より東急車輛製造で計76両が製造された。高野線の2000系で導入された新技術を取り入れることで、南海線・高野線双方で運用が可能な両線共通仕様車として設計されている。本系列には1994年(平成6年)の関西新空港開業を見据えた、南海グループ全体の新CI戦略に即した新たなデザインが盛り込まれ、内外装ともにハイグレードな設計がなされた。本系列は新造の度に機会を捉えて様々な改良が加えられており、1次車、2
- 5次車、6次車(50番台)の3グループに大別される。
普通 1000系 南海本線
普通 1000系 南海本線
普通 1000系 南海本線
50000系電車「ラピート」
1994年(平成6年)9月4日の関西国際空港開港に伴い誕生した空港線特急の「ラピート」運行開始にあわせて、6両編成×6本の計36両が製造された。従来の鉄道車両とは一線を画した斬新なデザインが話題を呼び、1995年(平成7年)に南海の車両としては初めて鉄道友の会ブルーリボン賞を受賞している。空港線特急の「ラピート」専用車両であり、和歌山行き、和歌山港行きの列車に充当されることは無い。
特急「ラピート」 50000系 南海本線
特急「ラピート」 50000系 南海本線