航空機
 かって航空機は、観光利用では高嶺の花であったが、それも今は昔。ANAやJALといったレガシーキャリアでも「スーパーバリュー」や「先得」運賃など他の交通機関と比べても遜色ない価格帯となった。それどころかLCCを使えば、高速バスをも凌駕する安い運賃で四国までひとっ飛びである。信じられないような話であるがこれは事実なので使わない手は無い。例え関東からでも癒しの国「四国」へ週末を利用して訪れ「生きる力」をチャージ!そんなことも可能だ。

便数および機材例
羽田ー松山  ANA 5往復(A321)、 JAL 4往復(B737-800)
成田ー松山  JET STAR 1往復(A320)
羽田ー高松  ANA 4往復(A321, B737-800)、JAL 4往復(B767-300, B737-800)
成田ー高松  JET STAR 1往復(A320)
羽田ー高知  ANA 3往復(A321, A320)、JAL 4往復(B737-800)
成田ー高知  JET STAR 1往復(A320)
羽田ー徳島  ANA 2往復(A320, B737-700)、JAL 4往復(B767-300, B737-800


松山空港に到着した羽田からのANA便  A321


高松空港に着陸する羽田からのANA便  B767-300


高知空港に着陸する羽田からのJAL便  B737-800


成田空港 第3ターミナルに駐機中のLCC ジェットスターのA320





長距離フェリー アクセス

オーシャン東九フェリー
 東京(有明)と北九州を結ぶ長距離フェリー「オーシャン東九フェリー」が徳島に寄港することから東京―徳島間、北九州―徳島間のアクセスとして使用可能である。2016年度より「フェリーびざん」(12641総トン)・「フェリーしまんと」(12636総トン)・「フェリーどうご」(12636総トン)・「フェリーりつりん」(12641総トン)の4船が新規就航し、デイリー運航となっている。現在のフェリーはシンプルフェリーと呼ばれ、食堂・レストランを設置しておらず、食事はパブリックスペースのエントランスホール内にある24時間対応の自動販売機コーナーで、冷凍食品・レトルト食品を食べることになる。長距離フェリーとしては、何とも寂しい限りだが省人化とコストダウンのためで仕方ない。客室は2名個室、4名個室、2等洋室が有る。また、船内にはバスルーム、パウダールーム、展望デッキ、コインロッカー、キッズルーム、コインランドリーが有り不自由はしない。
 シンプルフェリーの名の通り、豪華さは無いが雄大な海原を見ながらゆっくり船で四国へ行ける、これだけでも癒しの国「四国」を訪れるのに利用する価値は十分にあると管理人は考える。
 東京港は、りんかい線国際展示場駅より送迎タクシーで約6分(210円/人)、徳島港は徳島駅より徳島市営バスで約30分、北九州港はJR門司駅より乗合タクシー約10分(310円/人)の位置にある。

下り      (月火水木土)  (金)  (日、祝日)
東京   1日目   19:30   19:30   18:00
徳島   2日目   13:20   13:20   13:20
徳島   2日目   14:20   14:20   14:20
北九州  3日目     5:35    6:30     5:35


上り      (月火水木土)  (金)   (日、祝日)
北九州  1日目   19:00   19:00   18:00
徳島   2日目     9:20   9:20    9:20
徳島   2日目   11:20   11:20   11:20
東京   3日目    5:30     6:00     5:30


値段例  東京(有明)港―徳島港 2等洋室使用時 12510円
     北九州港―徳島港 2等洋室使用時  9580円


「フェリーしまんと」 東京有明港にて



東京湾を臨むロマンチックな船旅



「フェリーびざん」船内の洋室寝台



「フェリーびざん」 徳島港にて



「フェリーしまんと」 徳島港にて


「フェリーしまんと」 徳島港にて


















寝台特急「サンライズ瀬戸」
 古くからの交通手段の一つである寝台特急。東京駅と高松駅を1日1往復結ぶ。四国内の他の停車駅は坂出駅。坂出駅は予讃線松山方面と土讃線高知方面への乗り換え駅となる。クルーズトレインを除くと、北海道行きの寝台列車が全廃された今、国内に唯一残る寝台列車である。尚、東京ー岡山間は出雲市を結ぶ「サンライズ出雲」を併結する。
 寝台設備はA個室寝台(スイート、ロイヤル)とB個室寝台(シングルツイン、シングル、ソロ)、それから「のびのび座席」ことカーペットカーである。プライバシーが保てる個室寝台と安さが売りのカーペットカーは、今の時代にマッチしたとても良い2極化の設備提供と思う。また、シャワー設備やミニロビーも車内にあり快適に過ごせる。
 最後に残った寝台列車として、とても人気のある列車で、長期休暇中や週末は極めて切符の入手が困難であるが、月~木の平日は比較的空いていてお勧め。尚、繁忙期は高松からの臨時延長運転で土讃線琴平まで乗り入れる。「サンライズ瀬戸」の運転により土讃線の変電所容量を超過する恐れがあり、同時間帯を走る普通列車を電車から気動車の1500形または1200形に運用変更してまで「サンライズ」を走らすJR四国の力を入れようは並々ならぬものを感じる。

           下り       上り
          東京発 22:00  高松発 21:26
          高松着 7:27  東京着  7:08

料金例 東京ー高松 B個室シングル利用時 22,540円

旅情を掻き立てる「高松」行き方向幕


B個室シングル


瀬戸大橋から見る日の出。感動の四国入り


高松駅に到着した「サンライズ瀬戸」
航空機 アクセス
東海道山陽新幹線+快速「マリンライナー」、特急「しおかぜ」「南風」「うずしお」
 鉄道を利用した最も一般的なアクセスはなんと言っても新幹線だろう。「のぞみ」を利用すれば東京から岡山まで約3時間20分。岡山からは快速「マリンライナー」で坂出まで約39分、高松まで約55分である。予讃線松山方面へは特急「しおかぜ」が1時間ヘッド、土讃線高知方面へは特急「南風」が同じく1時間ヘッド、徳島へは特急「うずしお」が2往復運転されている。尚、「うずしお」は高松から徳島まで1時間ヘッドで運転されているので、「マリンライナー」を利用し、高松で乗り換えれば徳島まで事実上1時間ヘッドである。

料金例 東京ー高松 「のぞみ」「マリンライナー」普通車指定席利用時 18,530円


東海道山陽新幹線


快速「マリンライナー」


特急「南風」
関東方面から
鉄道アクセス